【必読】40代男性が注意すべきビジネスチャットの痛い『おじさん構文』10選

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この記事では40代男性が注意すべきビジネスチャットや仕事上でのやり取りで発生する痛い【おじさん構文】とはというテーマを書いています。代表的な【おじさん構文】とは何かを理解し、業務に反映することでチャット上の予期せぬ誤解や信頼度低下を避けられるように工夫して、逆にChatGPTなどのAIには出せないような”いい味”をメッセージに反映させていきましょう

【おじさん構文】とは

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今回は話題の【おじさん構文】について。
30代後半~50代くらいまでの中年男性・高齢男性がSNSやメールで使う特徴的な文体や絵文字、句読点の使い方を活用した文面のことを指します。
特に昨今では、Z世代と呼ばれるような若手世代や旧来からの絵文字が搭載されていたガラケーに所縁のない年代からすると中年男性特有の言い回しやメッセージ文はとても独特で特徴的な印象を受けとるケースが多く話題になりやすいのかもしれません。

【おじさん構文】には以下のような特徴があります。

  • 絵文字や顔文字、感嘆符や疑問符などの約物が多用される。
  • 文末や文章内の名詞、挨拶などが一部カタカナで表記される。
  • 文章が冗長で長い。
  • 下心が透けて見えることがある。

この【おじさん構文】は若者世代から”かわいい””物珍しい”という意味で、若者が【おじさん構文】への変換をかけてメッセージに活用するようなポジティブな扱いをされる場合もあります。

ただし、それは一種の特殊な需要が発生した場合に限る話。。。

一般的には、「おじさん」の所業を安易にポジティブに扱う人が多いかと言えばそうではないのは言わずもがなの話…(それはそれで悲しいですが…)。

特にビジネスシーンにおいては中々厳しくみられる世界だということを、40代以上の男性は理解しておく必要があります。

そもそも、、
前提としてこの【おじさん構文】が使われる背景としては、以下のような理由が考えられます。

  • ガラケー時代に絵文字を多用していた名残
  • 断られたときの気まずさを回避するための遠回しの伝え方
  • 相手に親しくなれば業務が回るという過去体験
  • 無理に若者に寄せようとするプライド

若い世代にとっては読みにくく不快に感じられることが多いこの【おじさん構文】ですが、特にSlackやTeams、Chatworkなどのビジネスチャットツールの利用時に際立って傾向が出やすい面があります。

以下より、そんなビジネスチャットツールにおける【おじさん構文】を記載しますので、ぜひ当該年代の方々は自分の日常の対応と比較して当てはまるところが無いかをチェックし、今後の活動に役立てていってもらえたらと思います。

ビジネスチャットにおける【おじさん構文】

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ビジネスチャットにはマナーやルールがあります。

そんな中でも、特に、40代以上の男性においては、若い世代との温度差や感覚の違いから、相手に不快感や誤解を与えるようなメッセージを送ってしまうことがあります。

【おじさん構文】はこんなチャットツールの利用に代表的に発生している状況のようです。

【おじさん構文】の代表例としては絵文字やカタカナ語、記号などを多用したり、長文や句読点が多かったりするメッセージがあります。

例えば、以下のようなものです。

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このようなメッセージは、送り手はフレンドリーに見せようとしているかもしれませんが、仕事上の受け手にとっては不快に感じたり、信頼感や尊敬感が失われたりする可能性があります。

また、仕事の内容や要件が伝わりにくくなったり、誤解やトラブルの原因になったりする恐れもあります。

そこで、今回は、40代以上の男性が気を付けるべきビジネスチャットにおける痛い【おじさん構文】10選とその対策を紹介します。

これらを参考にして、ビジネスチャットにおいても、若い世代にむけて好印象を与えられるようなビジネスパーソンに進化していきましょう。

■Case❶ 絵文字や顔文字や記号を多用する

絵文字や顔文字や記号は、テキストだけでは伝わりにくい感情やニュアンスを表現するために使われます。しかし、ビジネスチャットでは、これらを多用することは避けましょう。

理由は以下の通りです。

  • 相手に不快感や幼稚さを与える
  • メッセージの本質が見えにくくなる
  • メッセージのトーンが不適切になる

例えば、先ほどの例にあった

というメッセージは、以下のような印象を与えている可能性があります。

 相手に「この人は自分の仕事に自信がないのか?」と思われる

✖ 「了解」と「お願い」が矛盾していて、何を伝えたいのか分からない

✖ 「ネ!」という語尾が軽薄で失礼に見える

対策としては、

  1. 絵文字や顔文字や記号は必要最低限にする
  2. 感情やニュアンスは言葉で表現する
  3. メッセージのトーンは相手に合わせる

といったところでしょうか。

例えば、これを


というメッセージに変えれば、

〇 相手に「この人は仕事に対して真摯である」と思われる

〇 「了解しました」と「よろしくお願いします」が明確に分かれていて、
  何を伝えたいのか分かりやすい

〇 「ます」と「します」の敬語が丁寧で礼儀正しい

というメリットに変えられる可能性があります。

こういった形で、絵文字をただ闇雲に乱用すればいいという考え方は、取り払うことが先決です。

■Case❷ 不自然なカタカナ語を使う

カタカナ語は、外来語や専門用語などを表現するために使われます。
しかし、ビジネスチャットでは、不自然なカタカナ語を使うことは避けましょう。

理由は以下の通りです。

  • 相手に馴れ馴れしさや軽薄さを与える
  • メッセージの意味が分かりにくくなる
  • メッセージのトーンが不適切になる

例えば、

というメッセージは、

✖ 相手に「この人は自分と親しくなりたいのか?」と思われる

✖ 「いマス」が何を表しているのか分からない

✖ 「!」が強調しすぎていて、朝から煩わしい

という問題があります。

対策としては、

  1. カタカナ語は必要最低限にする
  2. 意味が分かりやすい言葉を選ぶ
  3. メッセージのトーンは相手に合わせる

といった感じです。(3.は先ほども登場しましたが、どれに対しても言える話ではありますよね…)

例えば、

というメッセージに変えれば、

〇 相手に「この人は朝から挨拶を忘れない礼儀正しい人だ」と思われる

〇 「おはようございます」という言葉は一般的で分かりやすい

〇 「。」が適度な区切りで落ち着いた印象を与える

というメリットに変えられる可能性があります。

絵文字同様に、意味を分かりにくくするカタカナの乱用もNGと捉えて改善していくことが必須となります。

■Case❸ 一文が長く、句読点が多くて読みにくい

一文が長く、句読点が多くて読みにくいメッセージは、ビジネスチャットではタブーの領域。

理由は以下の通りです。

  • 相手に負担や圧迫感を与える
  • メッセージの要点や優先順位が分かりにくくなる
  • メッセージのトーンが不適切になる

例えば、

というメッセージは、

✖ 相手に「この人は自分の都合ばかり押し付けてくる」と思われる

✖ 「本日」と「10時から」と「会議室を取ってもらえる?」と
  「ヨロシク」が同じ重みで並んでいて、何が重要なのか分からない

 「?」と「ヨロシク」が強要や無責任さを感じさせる

という問題があります。

対策としては、

  1. 一文は短くする
  2. 要点や優先順位を明確にする
  3. メッセージのトーンは相手に合わせる

ということができます。

例えば、

というメッセージに変えると、

〇 相手に「この人は自分の要望を丁寧に伝えてくる」と思われる

〇 「会議室の予約をお願いします」という要点が最初に来て、
  その後に「本日10時から」という詳細が続くのでわかりやすい

〇 「お願いします」と「お願いいたします」という敬語が礼儀正しい

という印象を変えられるメリットがあります。

一文が長い人の代表例は、伝えたいことの要点がまとまっていない人でもあります。
そういった目線で見られないためにも、端的にわかりやすい一文の表現をお勧めします。

■Case❹ 丁寧語や敬語を使わない

丁寧語や敬語は、相手に敬意や尊重を示すために使われます。

しかし、ビジネスチャットにおいて丁寧語や敬語を使わない人がいます。
これについてもなるべる改善が必要となってきます。

理由は以下の通りです。

  • 相手に失礼や無礼さを与える
  • メッセージの意図が分かりにくくなる
  • メッセージのトーンが不適切になる

例えば、

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というメッセージは、

✖ 相手に「この人は自分と同じ立場だと思っているのか?」と思われる

✖ 「どうだった?」が何を聞きたいのか分からない

✖ 「?」が強要や詰問を感じさせる

という問題に発展するようなメッセージとなります。

対策としては、

  1. 丁寧語や敬語を使う
  2. メッセージの意図を明確にする
  3. メッセージのトーンは相手に合わせる

といった工夫が必要となってきます。

例えば、

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というメッセージに変えてみるとどうでしょうか。

〇 相手に「この人は自分の立場を分かっていて、相手を尊重している」と思われる

〇 「いかがでしたか?」と「感想やご意見などありましたら」が何を聞きたいのか分かりやすい

〇 「か?」と「ください」が丁寧で適度な距離感を保つ

というメリットが期待できる感じに変わります。

もちろん、自分の置かれている環境や相手との立場の違いなどによっては、もっとニュアンスが柔らかい方が適切な場合は当然出てくるとは思います。

ただ、この【おじさん構文】の大切なポイントは、自分が適切な距離感だと思っていること自体が誤っているケースに起きうる事例です。

ビジネス上の会話において、丁寧な言葉や敬語を適度に使うことに損はないと考えながら文面を作りましょう。

■Case❺ 誤字や脱字や変換ミスをそのまま送る

誤字や脱字や変換ミスは、簡易的にやり取りできることがメリットなビジネスチャットにおいても極力避けていく必要があります。

理由は以下の通りです。

  • 相手に不快感や不信感を与える
  • メッセージの意味が分かりにくくなる
  • メッセージのトーンが不適切になる

例えば、

「今日は仕事終わったら飲み会だね。楽しみだね。」というメッセージを
「今日は仕事終わったら飲み会だね。楽死だね。」と変換ミスして送ってしまった場合…

✖ 相手に「この人は飲み会に行きたくないのか?」と思われる

✖ 「楽死だね」という言葉が何を表しているのか分からない

✖ 「死」が不吉で不快な印象を与える

という問題に発展する可能性があります。

対策としては、

  1. メッセージを送る前に確認する
  2. 誤字や脱字や変換ミスに気づいたらすぐに訂正する
  3. 訂正の際には謝罪や理由を添える

といったことをしっかり対応していく必要があります。

例えば、「今日は仕事終わったら飲み会だね。楽死だね。」と送ってしまった後に、
「すみません、変換ミスでした。楽しみだね。と言いたかったです。」と訂正するだけで…

〇 相手に「この人は自分のミスに気づいて、すぐに謝ってくれる」と思われる

〇 「楽しみだね」という言葉が正しい意味になる

〇 「すみません」と「と言いたかったです」という言葉が丁寧で誠実な印象を与える

といった感じで、誤解を早く埋めて信頼を勝ち取ることもできなくありません。

【おじさん構文】を生む因子として、自分の過ちを簡単に認めないことや、放置してしまう点が存在します。

誤字脱字等の早めのリカバリーができることで、人としての信頼度を担保できるきっかけを作れる可能性があります。

■Case❻ 仕事以外の話題や個人的な話題を持ち出す

割とこの事象は多いようですが、仕事以外の話題や個人的な話題は、ビジネスチャットでは極力避けましょう。

理由は以下の通りです。

  • 相手にプライバシーの侵害やセクハラを感じさせる
  • メッセージの目的や関係性が分かりにくくなる
  • メッセージのトーンが不適切になる

例えば、

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というメッセージは、

✖ 相手に「この人は自分の服装に興味があるのか?」と思われる

✖ 「今日は暑いね」と「どんな服着てるの?」がどう関係しているのか分からない

✖ 絵文字がセクハラや嫌味を助長させている

という印象を与えます。

ぱっと見て、これはNGだろ、、と誰でもわかりそうですが…
割とこの手のケースが多いので敢えての例文です。

対策としては、

  1. 仕事以外の話題や個人的な話題は控える
  2. メッセージの目的や関係性を明確にする
  3. メッセージのトーンは相手に合わせる

といった感じでしか、このパターンの解決策はなさそうです。

例えば、

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というメッセージであれば、

〇 相手に「この人は自分の健康を気遣ってくれる」と思われる

〇 「今日は暑いですね」と「体調に気を付けて」が自然に繋がっている

〇 丁寧な言葉づかいで適度な距離感を保つ

というポジティブなメッセージに変化することができます。

【おじさん構文】あるあるとして、少し場の雰囲気を良くしようと考えて、突っ込んだことを書きたくなる人が多い故に、NG例のような見たままにOUTなメッセージが発信されるケースが散見されるのが日常のようです。

自分はそんなことは送らないはず…と思っていても、念のため過去の言動は振り返っておくことをお勧めします。

■Case❼ 回答を曖昧にする

ビジネスチャットにおいては特に、言葉の使い方を工夫することで端的にやり取りができる能力が求められてきます。
その為、曖昧な回答を連発することなく、質問や依頼や回答は、ビジネスチャットでは明確にしましょう。

理由は以下の通りです。

  • 相手に不安や不満を与える
  • メッセージの意図や期待値が分かりにくくなる
  • メッセージのトーンが不適切になる

例えば、「明日までにできそう?」というメッセージは、

✖ 相手に「この人は自分の仕事量や状況を考えてくれないのか?」と思われる

✖ 明確に何が「明日までに」「できそう」か分からない

✖ 「?」が強要や無責任さを感じさせる

という問題につながる可能性あがあります。

対策としては、

  1. 質問や依頼や回答は具体的にする
  2. メッセージの意図や期待値を明確にする
  3. メッセージのトーンは相手に合わせる

といった感じでしょうか。

例えば、

「明日の15時までに、A案とB案の比較表を作成してください。よろしくお願いいたします。」

というメッセージであれば、

〇 相手に「この人は自分の仕事内容や期限をはっきり伝えてくれる」と思われる

〇 「明日の15時までに」と「A案とB案の比較表を作成してください」という言葉が
  何を求めているのか分かりやすい

〇 「ください」と「お願いいたします」という敬語が丁寧で適度な距離感を保つ

という印象に変えることが可能です。

対策の「3」にもあるように、相手の状況に応じて伝え方は変えていく必要は当然あります。

そのうえで、要件や指示を出す際にはこの「曖昧さ」を捨てることが、まずもって改善すべきポイント言えそうです。

■Case❽ 一方的に話し続ける

当然ではありますが…一方的に話し続けるメッセージは、ビジネスチャットのみならず、ビジネスシーンでは特に避けていくべき事項となります。

理由は以下の通りです。

  • 相手に負担や圧迫感を与える
  • メッセージの要点や優先順位が分かりにくくなる
  • メッセージのトーンが不適切になる

例えば、

「今日はこんなことがあってさ、それでさ、あの人に言ったんだけどさ、それがさ、全然聞いてくれなくてさ、もうムカついてさ、どうしようかなって思ってさ、君に相談したくてさ、」

というメッセージを投げると相手にどのような印象を与えるでしょうか。

✖ 相手に「この人は自分の話ばかりして、相手の気持ちを考えないのか?」と思われる

✖ 長いメッセージではあるものの、結局何があったのか分からない

✖ 「さ」が繰り返されていて、話し方が乱暴で不快に見える

といった感じで、全くもってポジティブな印象を与えることに至りません。

対策としては、

  1. 一方的に話し続けない
  2. 要点や優先順位を明確にする
  3. メッセージのトーンは相手に合わせる

といった形で改善を図っていく必要がありそうです。

例えば、

「今日はあの人とトラブルがありました。私は●●●●と言ったんですが、あの人は全然聞いてなくて困ってしまいました。どう思いますか?もしよかったらアドバイスをお願いします。」

というメッセージにせめて変えれば…、

〇 相手に「この人は自分の悩みを相談してくれて、相手の意見を求めてくれる」と思われる

〇 「今日はあの人とトラブルがありました」と「アドバイスをお願いします」という
  要点が最初と最後に来て、その間に詳細が続く

〇 「ですが」と「思いますか?」と「お願いします」という敬語が丁寧で適度な距離感を保つ

といった感じで、少しだけポジティブな印象に変わります。

ただし、やはり前述のとおり、一方的に自分の話を押し通すようなケースは極力避けていくことが必要なのは言うまでもありません。

相手にとって、会話を受け取る価値があるメッセージを、ビジネス上では考えていくことが最低限のマナーと捉えて改善していくことが必要です。

■Case❾ 返信・確認や「感謝」をしない

ビジネスチャットを活用する上で、受け取ったメッセージやアクションに対する返信や確認、そして「感謝」を丁寧に行うことは重要な要素です。

逆をいうと、返信・確認や「感謝」をマメにできない人には誰も付いてきません。

理由は以下の通りです。

  • 相手に不安や不満を与える
  • メッセージの意図や期待値が分かりにくくなる
  • メッセージのトーンが不適切になる

例えば、

「〇〇さん、資料を送りました。確認してください。」

というメッセージに対して、何も返信しない場合どうでしょう?

✖ 相手に「この人は資料を受け取ったのか?読んだのか?分かったのか?」と思われる

✖ 「確認してください」という言葉が伝わっていないと推測される

✖ 返信しないことで、無視や無関心を感じさせる

こういった、無責任な人であるという印象を与えやすい動作といえます。

対策としては、

  1. 返信や確認や感謝をする
  2. メッセージの意図や期待値を明確にする
  3. メッセージのトーンは相手に合わせる

といった形で、相手の要請に合わせた適切な応答を行っていく必要があります。

例えば、

「〇〇さん、資料を送りました。確認してください。」

というメッセージに対して、

「ありがとうございます。資料を受け取りました。内容を確認して、後ほどご連絡します。」

というメッセージを返すだけで、

〇 相手に「この人は資料を受け取って読んでくれて、連絡してくれる」と思われる

〇 「内容を確認して」と「後ほどご連絡します」という言葉が何をするのか分かりやすい

〇 「ありがとうございます」と「ご連絡します」という敬語が丁寧で適度な距離感を保つ

というハッキリとした印象を与えやすい傾向があります。

また、この返信・確認の返しのスピード感も重要なポイントです。

いくらしっかり応答しているからといって、いつも1日後に返信するようなスタイルをとる人だとすると、ビジネスチャットを導入している目的に沿わない人間認定されます。

俗にいう「レスが早い」人、であることが一つ評価を左右する要素と考えておきましょう

■Case❿ 読み返さない

【おじさん構文】の例を紹介する上で最後の1つはメッセージを「読み返さない」です。

これもまた、非常に印象を悪くする代表的なケースと言えます。

理由は以下の通りです。

  • 相手に不快感や不信感を与える
  • メッセージの意味やトーンが変わってしまう
  • メッセージのミスや誤解を招く

例えば、

「今日は仕事終わったら飲み会だね。楽しみだね。」

というメッセージをCase❺で紹介した誤字・脱字に気づかないケースと同じように

「今日は仕事終わったら飲み会だね。楽死だね。」

と変換ミスして送ってしまった場合、相手に与える印象は以下の通りとなります。

✖ 相手に「この人は飲み会に行きたくないのか?」と思われる

✖ 「楽死だね」という言葉が何を表しているのか分からない

✖ 「死」が不吉で不快な印象を与える

このケースは業務外の会話なので難を逃れるかもしれませんが、クライアントへの連絡などでこういった過ちを犯すことのリスクはかなり高いと考えたほうがいいかと思います。

よくあるケースとして、こういった自分で書いた文面や、他人から送られてきたメッセージを読み返さなかったり、上辺だけ読んで返信をしてしまうことが誤解やミスを生じさせる最大の要因となります。

対策としては、

  1. メッセージを送る前に読み返す
  2. 誤字や脱字や変換ミスに気づいたらすぐに訂正する
  3. 訂正の際には謝罪や理由を添える

という形で、大前提の対応としては「1」の読み返すことを怠らないことがすべてかと思います。

例えば、

「今日は仕事終わったら飲み会だね。楽死だね。」と送ってしまった後に、

「すみません、変換ミスでした。楽しみだね。と言いたかったです。」と訂正ができるか。

それを自ら早期に気が付けるかによって以下の印象に変わります。

〇 相手に「この人は自分のミスに気づいて、すぐに謝ってくれる」と思われる

〇 「楽しみだね」という言葉が正しい意味になる

〇 最低限メッセージを読み返す人であることを印象付けることができる

こんな感じで、最悪の事態を回避できることを理解しておきましょう。

また、前述のとおり、受け取ったメッセージに書かれている要点や依頼事項をしっかり読み込まずに「的外れな返信」をするケースもよく見られる事象です。

対応の「雑さ」がにじみ出れば出るほど【おじさん構文】に近づいてしまうので、しっかりと文字や行間を読み取った上で回答をすることを意識していきましょう。

まとめ

今回は40代以上の男性が気を付けるべきビジネスチャットにおける痛い【おじさん構文】10選と、その対策を紹介しました。

ケースを10個ほど並べはしましたが、過度な絵文字やカナ文字に偏ったり、「確認」を怠った上で発生する誤字脱字などによって印象度が悪くなったりと、若者世代からすると「?」が浮かぶ行為を自分なりに理解して改善していく俯瞰した視野が重要となってきます。

・ツールに踊らされている
・活用の目的をはき違えている
・自分のやり方を改善できない

ビジネスチャットを使う上で上記のような印象を相手に与えてしまう時点で【おじさん構文】のできあがり。乃至は「おじさん認定」されてしまうということかと思います

また、今回の【おじさん構文】とは別に、ビジネスシーンで使いがちな若者世代には伝わりにくい用語へのケアも大切です。
若者に伝わりにくいビジネス用語についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

以上です。

今回の記事を参考にして、ビジネスチャットで相手に好印象を与えるメッセージを送っていき、脱【おじさん構文】を目指していきましょう。

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