忙しい日々を送るビジネスパーソンにとって、たまの「旅行」は私たちの人生において、新たな経験や出会いを提供し、ある意味冒険の一環として気持ちを高めてくれる重要な役割を果たしていますよね。しかし、その素晴らしい瞬間や感動的な出来事も時間と共に薄れてしまうことがあります。
今回は過去に訪れた旅先を可視化することで、その旅の価値を再評価し、この先の未来の人生計画をより楽しく加速させる１つのキッカケを作っていくことを提案したいと思います
ビジネスパーソンにとっての”旅”の必要性
ビジネスパーソンにとって、常に変化するビジネス環境や競争の激化といった日常のプレッシャーは避けられません。しかし、このプレッシャーが蓄積するとクリエイティビティの低下やストレスの増大といった悪影響をもたらすことがあります。
ここでリフレッシュとして「旅」が重要な役割を果たします。
定期的な旅行は、仕事におけるストレスを解消し、新しいエネルギーを注入することで、ビジネスパーソンの心と体をリフレッシュさせるのです。
仕事だけでは得られない刺激・クリエイティブな思考
旅先などでの新しい環境での刺激や経験は、ビジネスにおいても驚くべき効果を生み出します。
異なる文化や風景に触れることで、従来の枠組みを超えたアイディアや視点が生まれます。
仕事との調和を図りながら行う「旅行」は、ビジネスパーソンにとって新しいアプローチや戦略を見つけ、競争力を向上させる手段となるでしょう。たとえば、仕事での難問にぶつかった際、旅行での経験がヒントとなり、創造的な解決策が生まれることもあるかもしれません。
仕事へのモチベーション向上と成長
定期的な「旅行」がビジネスパーソンにもたらす最も大きなメリットの一つとして、モチベーションの向上が期待できます。
かく言う筆者も、３か月に１度は旅の計画を立てることで遠くない”楽しみ”を必ず設定して仕事に臨んでいます。
人によってはここで設定するペースや旅の規模感が変化してくるかと思いますが、「この日の為に頑張れる」を自発的に、計画的設定することが非常に重要となります。
また、旅行後についても心身に与える影響が大きいもの。
訪れた環境で刺激を受けたことによって、リフレッシュされた心と体は、仕事に対する情熱を再燃させ、挑戦に対する意欲を高めます。
また、異なる環境での経験や新たな人々との出会いは、リーダーシップの向上やコミュニケーションスキルの向上といった成長を促進してくれることもあります。
特に海外に行くと、自分が小さいことばかり気にしていたんだな、といった価値観の再考を行えることもあり、自身の身の振る舞いや組織の在り方などを改めて俯瞰して考えることができることが繋がってくるのかもしれません。
これが仕事でのパフォーマンス向上に繋がり、ビジネスパーソンのキャリアの発展に寄与するのです。
旅行の効果的な計画
そもそもあらかじめ「旅行」を計画することは、スケジュールの適切な調整や目標の設定が重要。
１人で行くなら、おそらく「旅の目的」を明確に正したくなるでしょう。
複数人で行くなら、参加者のWILLをくみ取って計画を立てっていく調整力が試されます。
一見、楽しんで行えるこの行為自体も、仕事における目標設定や調整対応のスキルを存分に活用することになるので、間接的なスキル向上にもうってつけなアクションとなります。
プライベートの計画策定や調整ができない限り、ビジネス側でも能力を活かしきれないで苦戦するはず。あまり経験がない人は予行練習だと思って自発的に旅行計画の策定をするのが一番手っ取り早いかもしれません。
過去の旅先の足跡を辿るメリット
前項でビジネスパーソンにとって「旅」に出続けることの期待値や効果をお話ししましたが、今回特に30代後半や40代以降のビジネスパーソンにおススメしたい活動が【過去の旅先を辿る】こと。
40代前後を迎えると、残りの人生をどう過ごしたいかを考える時間が増えていきます。
仕事のことも当然考えるわけですが、自分自身が人生で1度でも訪れておきたい場所を改めて整理するの今後の生活に影響を与えるとても重要な行為かと思います。
若い頃に、本当は行ってみたかったところがある人。
久しぶりに会いたい、過去からの友人が住んでいる街がある人。
自身の家族をいつか連れて行きたい場所ある人。
最近、情報を得て興味を持っている国や地域がある人。
残された人生の中で、あと何回「旅行」に行けるかを考えたときに、改めて再計画することでモチベーションを高めることができる。
過去の足跡を辿ると、そんな効果が期待できるのではないかと思います。
最近はスタンプを押してもらう人は減ったと思いますが、パスポートから履歴を辿ってみたり、スマホやクラウドに保管している写真の地域名検索から調査していくなど、方法は様々かと思います。
日記をしっかりつけている人などはそれを頼りに自分が過去に訪れた場所を可視化できるかもしれません。
簡単に過去の足跡を辿る為のおすすめツール
一つの例として紹介しますが、最近、筆者がバックパッカーをしている友人に教えてもらったTripnoteというアプリには『旅の記録』という項目があり、世界地図・日本地図それぞれに対して過去に訪れたことがある地域を塗りつぶしができる機能が付いていました。
このアプリには他に「旅のしおり」や「旅フォト」等の記録管理の機能がついているのですが、一旦過去にいった旅先を整理する上で、この『旅の記録』の機能のみ活用してみています。
簡単に紹介しますが、このアプリを使うとかなりシンプルに過去の足跡を可視化できました。
アプリのアイコンはこんな感じ
アプリを立ち上げ
右下の旅の記録を押下する（※省きますが事前に無料の会員登録が必要です）
その後「国」か「都道府県」の表示タブを選び”地図を塗りつぶす”というボタンを押下すると、以下のようなUIで過去に訪れた地域のチェックが可能です
過去に訪れた「都道府県」をチェックした画面がこんな感じです。
記憶を予備が選らせながら、チェックが完了したら保存します。
そうすると、以下のように地図の塗りつぶしが表現される仕様です。
参考までに「国」別を指定すると以下のようなイメージで塗りつぶしが表現されます。
こんな感じで、自分が過去に訪れた場所の可視化と共に、まだ開拓できていない地域や国を明確にすることができます。
念のため、TripnoteのApp Storeのリンクを貼っておきます ⇒ こちら
筆者の場合、頭の中で記録していたイメージより都道府県に関しては制覇できているのだなという印象でした。そして、ここまで来たなら、いつまでに47都道府県を制覇してみたいな、という意欲にかられた次第です。
また、国に関してはそれこそバックパッカーの人レベルまで来ないと、塗りつぶしの楽しさを実感することは少ないかもしれません。ただ、過去の訪れた国を選択していると、チェックを付けない国の名前を見て自分が行ってみたいと思うところがまだかなり多いことに気づきました。
仕事の出張などが多発しない限り、海外に関してはおそらく残りの人生で10回程度チャンスがあるかないかなのでは？という考えの上で、残りの時間で回りたいと思う国の優先順位を立てることができたかなと思っています。
筆者の場合、海外は…もう1度行きたい国も何個かあって…なかなかポンポン塗りつぶしができそうにないなという感触ですが…ｗ
あくまで、Tripnoteは足跡を辿る為の簡易ツールの１つとしての紹介にすぎないですが、他の同ジャンルアプリや、自分でノートに行った国や地域を箇条書きしたりするだけでも十分棚卸ができるかと思います。
ここまでの人生で自分がどんな軌跡を歩んできたのか、ある意味可視化してみるといいかもしれません。
極端な話、過去を辿れば、未来の計画を加速させることに繋がってくるかと思います。
まとめ
今回は、日々仕事で忙しビジネスパーソンにとって１つのリフレッシュやモチベーション向上を加速してくれる”旅”の薦めと共に、自身の足跡を辿ることで改めて残りの人生で訪れたい場所がどこなのかを整理するメリットを紹介させていただきました。
前述しましたが、やはりどんなに気合いを持っていても”心の支え”が無いと、忙しい日々をやり過ごすことって難しいですよね。
計画的な”旅”を設定するだけで、何とか頑張れるものかと思います。
ぜひ、皆さんも自分の足跡、辿ってみてください！
了
