今回は40代から手軽に始められる脳の活性化・老化防止対策について紹介していきます。
この脳に刺激を与える「脳トレ」を継続的に取り入れていくことが40代以上の老化対策の重要事項の1つです。期待効果と対策方法をまとめましたので今日から始めるキッカケにしていきましょう。
脳トレに期待される効果
40代に突入した男性は、これから50-60代へ向かっていく未来を考える上で最も気になる事柄の1つである”認知症”などを意識すると、早い段階で”脳”を意識的に活性化する習慣を持った方が身のためと考える人も少ないようです。
そんな40代男性が「脳トレ」をすることのメリットは、以下のようなものがあります。
・脳細胞の活性化
・認知症予防
・ストレス解消
脳細胞の活性化
脳トレは、脳の血流を増やし、脳の機能を維持することに役立ちます。脳の血流が良くなると、酸素や栄養素が脳に届きやすくなり、脳細胞の活性化や新しい神経回路の形成を促進します。
これにより、記憶力や集中力、判断力などの認知機能が向上する可能性があります。
責任ある仕事を任せられやすかったり、マネジメントレイヤーとして部下やステークホルダーからの提案や相談を過去の動向や未来の予測情報を絡めて即時に意思決定していくようなポジションにいるケースが多い40代男性にとって、思考の回転力が衰えていくことは非常にネガティブな要素となります。
その為、”脳”の活性化を意識的にしておくことで、瞬発力や物忘れの対策といった短期的な対策を取ることができるかもしれません。
認知症予防
脳トレは、認知症の予防にも効果的です。
認知症は、脳の老化や病気によって引き起こされる症状で、40代から脳の劣化が始まると言われており、脳トレを意識的に取り入れることで脳自体の老化を遅らせることができると期待されます。
特に、脳の前頭前野と呼ばれる部分は、作業記憶や思考力に関係しており、認知症の発症に影響すると考えられています。
この部分を刺激する脳トレは、認知症の予防に有効だと言われています。
※以下の記事がとても参考になりますので気になる方はぜひご拝読ください
40代から始めよう! 認知症予防につながる脳の使い方3選 | 1分間瞬読ドリル (ダイヤモンド・オンライン)
40代男性にとって、「認知症」を意識するのはまだ先なような気もします。
ただ、もっと年齢を重ね、意識しだした頃にはもう遅いというケースに対しては不安が過る面があります。
少しずつ、意識的に”脳”を活性化させておくという意味では、タイミング的に適切な時期と捉えてみるのも一つかもしれません。
ストレス解消
脳トレは、ストレスの解消にもなります。
脳トレを楽しみながら行うことで、日々の不安や溜まっているストレスを消化できる期待値がある行為です。
例えば、テレビゲームやパズル、囲碁や将棋などは、脳トレの一種です。
これらのゲームは、脳に刺激を与えるだけでなく、達成感や充実感をもたらします。
また、他の人と一緒に”脳トレ”を行うことでも、コミュニケーションや社会性も高めることができます。ストレスを軽減し、心の健康にも良い影響を与えることで副次的な効果も得ることができるのです。
特に40代男性は仕事以外にも一家の大黒柱として自分時間をなかなか確保できない人も多いと思います。
隙間時間の中で楽しみながら”脳”を活性化し、且つストレスも軽減できる手段を取れることは一石二鳥な日常対策とも言えるかと思います。
脳トレ対策とは
脳トレには、さまざまな方法がありますが、今回は40代男性が手軽に始められるような、なるべくお金をかけずに始められるものを中心に紹介します。
それでは、具体的な脳トレの内容と、その効果について見ていきましょう。
1. 読書
読書は、脳トレの定番です。
読書は、言語能力や想像力、理解力などの脳の機能を刺激します。
単に文字を読むだけでなく、文章の内容や登場人物の感情を理解したり、自分の意見や感想を考えたりすることで、脳の活性化につながります。
読書の効果を高めるためには、以下のような工夫をするとよいでしょう。
- 興味のあるジャンルやテーマの本を選ぶ
- 難易度の高い本に挑戦する
- 本の内容を要約したり、感想を書いたりする
- 本を読んだ後に、他の人と話し合ったり、レビューを読んだりする
読書は、本屋や図書館で本を借りたり、電子書籍をダウンロードしたりすることで、手軽に始められます。読書の時間やペースは、自分の好みや都合に合わせて決めましょう。
尚、以下の記事でもお薦めのビジネス本を紹介していますので、よかったらご参考までに
【改めて読みたい】40代男性が仕事のバイブルとして選定するビジネス書 ベスト10
2. 計算
計算は、脳の左半球(左脳)を刺激する脳トレです。
論理的思考や集中力、記憶力などの脳の機能を鍛えます。
計算は、日常生活の中で自然に行うことができますが、意識的に行うことで、より効果的になります。
計算の効果を高めるためには、以下のような工夫をするとよいでしょう。
- 電卓やスマホを使わずに暗算する
- 計算の難易度や量を増やす
- 計算の結果を暗記したり、復習したりする
- 計算の問題を作ったり、解いたりする
計算は、買い物や家計簿などの際に行うことができます。
また、計算の問題集やアプリなども利用できます。
時間やペースは、自分のレベルや目標に合わせて決めましょう。
ちなみに40代男性がこの”計算”を意識的に取り入れていくことの1つのヒントとしては、業務上の売上や会員情報の動向、マーケティング指標の推移など、様々な数字を意識的に分析していくことでもこのワーキングの代替行為として”脳トレ”ができるかと思います。
マネジメントレイヤーになると、どっぷり数字と向き合うシーンを部下任せにしがちなケースもあるかと思いますが、ここは敢えて自力で解を見つけていくことに向き合うということで老化防止対策に繋げることができるかもしれません。(前述のストレス解消には繋がらない…という人もいるかと思いますので、ここでは敢えて参考までに…)
3. ゲーム
ゲームは、脳の右半球(右脳)を刺激する脳トレです。
創造力や直感力、反応力などの脳の機能を刺激します。
もちろんゲームは、楽しみながら行うことができますが、やりすぎには注意ですw。
ゲームを利用した”脳トレ”の効果を高めるためには、以下のような工夫をするとよいでしょう。
- 新しいゲームに挑戦する
- 難易度の高いゲームに挑戦する
- ゲームの内容やルールを覚えたり、考えたりする
- ゲームを友人や家族と一緒に楽しんだり、競争したりする
上記の記載のとおり、割と過去にやり慣れたゲームを採択してしまうと、”脳トレ”という観点では効果薄に至るかもしれません。
パズルやクイズ、カードなどのボードゲームや、アクションやアドベンチャーなどの様々なジャンルがゲームにはありますが、意識的に難解なものを選んでみるのも1つの手段です。
スマホのアプリであれば自宅だけでなく外出先で手軽に実践できる面もあります。
言わずもがなですがゲームの時間やペースは、自分の好みや状況に合わせて決めましょう。
個人的には隙間時間に一連のチャレンジがサクッと終えられるようなパズルやカードゲームなどのボードゲーム系であれば手軽に取り入れることができる為おススメです。
脳トレに向いているアプリについては以下の章でも紹介します。
脳トレアプリおすすめ5選
今回は手軽に始められる脳トレアプリを紹介します。
脳トレアプリは、スマホやタブレットで手軽にできるのが魅力。
脳トレアプリには、計算やパズル、記憶など、さまざまなジャンルのゲームがあります。
それぞれのゲームは、脳の機能を刺激することで、脳の活性化に効果があります。
尚、様々なゲームアプリが登場する時代ですのでおすすめアプリは日によって変化します。
App StoreやGoogle Playストアなどで”脳トレ”と検索するだけでも沢山のアプリが紹介されますので、自分の好みや環境にあったものを見つけていくことを強く推奨します。
尚、脳トレアプリの効果を高めるためには、以下のようなポイントに注意しましょう。
- 毎日続けること。脳トレは、継続することで効果が出ます。毎日決まった時間に行うことで、習慣化しやすくなります。
- 適度な難易度を選ぶこと。脳トレは、難しすぎても簡単すぎても効果がありません。自分のレベルに合った難易度を選ぶことで、脳に適切な刺激を与えることができます。
- バランスよく行うこと。脳トレは、脳の様々な機能を鍛えることが大切です。一つのゲームに偏らずに、さまざまなジャンルのゲームを行うことで、脳全体をバランスよく刺激することができます。
おすすめアプリ紹介
❶ PEAK(ピーク)
PEAK(ピーク)は、30種類以上の簡単なゲームのプレイができる脳トレアプリです。ゲームは、記憶力、注意力、問題解決力、言語力、精神力、座標力など、脳の様々な機能を刺激するものがあります。ゲームは、毎日3つずつ選ばれて出題されます。ゲームの結果は、グラフやスコアで表示され、自分の脳の状態や進歩を確認することができます。また、同年代や同性の人と自分のスコアを比較することもできます。
<App Store>
<Google Play>
❷ HAMARU 計算脳トレゲーム
HAMARU 計算脳トレゲームは、小学生から大人まで計算力が鍛えられる脳トレアプリです。ゲームは、足し算、引き算、掛け算、割り算などの基本的な計算から、分数や平方根などの応用的な計算まで、さまざまなレベルのものがあります。ゲームは、制限時間内にできるだけ多くの正解を目指すもので、正解するとキラキラとした演出やアップテンポな音楽が楽しめます。ゲームの結果は、スコアやランキングで表示され、自分の計算力や順位を確認することができます。
<App Store>
<Google Play>
❸ Brain Wars (ブレインウォーズ)
ブレインウォーズは、記憶力、集中力、判断力などの脳の機能を競う脳トレアプリです。ゲームは、他のプレイヤーとリアルタイムで対戦し、さまざまなジャンルのゲームをプレイするというルールです。ゲームは、制限時間内にできるだけ多くの正解を目指すもので、正解するとポイントが加算されます。ゲームの結果は、スコアやランキングで表示され、自分の脳の能力や順位を確認することができます。また、他のプレイヤーとメッセージをやりとりすることもできます。
<App Store>
❹ 毎日脳トレ
1問5分の脳トレで、あなたの脳レベルを診断してくれるアプリ。
隙間時間に、自分のペースでできることが最大のメリットです。
毎日複数のジャンルの問題を解くことで自分が現在●歳相当の”脳”の状態にあるかの結果を見ながら続けられるという意味では、楽しみながら継続できる有用なアプリと言えます。
<Google Play>
❺ みんなの脳トレ〜脳年齢がわかる脳トレ
脳を活性化を促進する6つの脳トレゲームにチャレンジできるアプリです。
「観察力」「記憶力」「判断力」「直観力」「計算力」「反応力」のジャンルに分かれており、それぞれのチャレンジを経て自身の脳年齢を確認できるのが魅力です。
シンプルなUI(ユーザインタフェース)であることからもゲームやアプリ慣れをしていない方々にとてもおすすめです。
<App Store>
<Google Play>
まとめ
今回は40代男性が今後の脳の衰えを防止する為に、そして短期的にも物忘れや判断力低下を防ぐ意味での”脳トレ”の重要性について紹介してきました。
・脳細胞の活性化
・認知症予防
・ストレス解消
”脳トレ”を継続的に実践することで上記3点をメリットに考えることができます。
また、読書や計算、ゲームなどによって脳の活性化に繋げることができる点と、簡単に始められる”脳トレ”アプリの紹介をさせていただきました。
今回紹介したような”脳トレ”専用のアプリではなくとも、瞬発的に脳を活性化してクリアしていくようなゲームを取り入れていくことでも十分に脳の老化防止には繋がるかと思います。
ゲームを意識的に取り入れていくだけでも十分ストレス解消には紐づくと思いますが、やりすぎて負のスパイラルに陥らないことだけケアしていただけると幸いです。
老化防止目的という名目で楽しみ過ぎて大切な仕事や家族を御座なりにしないよう注意ですねw
また今回は記載を控えていますが、普段の食事や運動の意識改善だけでも十分に脳を活性化させることが可能です。こちらについては別途紹介していければと思います。
今後、より手軽に”脳トレ”を取り入れていけるような情報があれば随時アップデートしていきたいと思います。
了