デジタル化と加速と共に、私たちのビジネススタイルは劇的に変化しました。代表的なものの1つが【リュック型】のビジネスバッグ。今回はそんな従来の手持ち型のビジネスバッグにはない多くの利点を提供し、現代のビジネスパーソンの多様なニーズに応えてくれる【リュック型】のビジネスバッグを紹介していきます。
デジタル革命がもたらす新たなビジネスバッグの潮流
キャッシュレス決済が普及し、ペーパーレス化が進行する中で、ビジネスパーソンの持ち物は大幅に変化しました。紙の書類や現金を持ち歩く必要がなくなり、ノートパソコンやタブレット、スマートフォンなどのデジタルデバイスが主役となりました。この変化に伴い、バッグの形状や機能も再考されるべき時が来ています。
リュック型バッグの進化とその背景
リュック型バッグは、かつては学生やアウトドア愛好者のためのアイテムというイメージが強かったかもしれません。しかし、近年のリュック型ビジネスバッグは、デザインや機能性が大幅に進化し、ビジネスシーンにも違和感なく溶け込むようになっています。
素材やデザインの多様化、収納機能の向上、そしてエルゴノミクスに基づいた設計により、リュック型ビジネスバッグは多くのビジネスパーソンにとって理想的な選択肢となっています。
ビジネスシーンにおける多様化
現代のビジネスシーンでは、ビジネスバッグ自体が多様化しています。
極端な話、ビジネスバッグを持たずに仕事に通う人すら増えてきている状況であり過去と比較すると皆が同じような手提げかばんを持って会社に行くという時代は気づけば薄まってきているのが実情です。
通勤時に他の人のバッグを見ていてもわかるとおり、従来のブリーフケースやトートバッグだけでなく、もちろんリュック型のビジネスバッグも一般的になっています。デザイン自体もかなりカジュアル化している状況です。
そんな背景もあって、商談や出勤時にリュック型のバッグを持っていても、もはや違和感はなく、むしろ機能性や利便性を重視する現代のビジネスパーソンにとっては自然な選択となっています。
リュック型ビジネスバッグのニーズが急増する理由
リュック型のビジネスバックのニーズが高まっている理由は以下のような幾つかのメリットがポイントになってくるかと思います。
通勤ストレスの軽減と作業効率の向上
朝のラッシュ時、満員電車で手に持つカバンが邪魔になった経験はありませんか?
読書もゲームも、学びも商品購入も…多くの通勤時間に行う行為自体がスマホにインクルードされているこの時代に、片手でカバンを持ち、もう片方でスマホを操作することは、不便でストレスが溜まります。
逆にこのストレスを放置してスマホ自体を触らない手段をとってしまうと、限られた時間を有効に活用できないという悪循環が生まれるのも事実。
特に大都市の通勤ラッシュでは、こうした小さな不便が積み重なり、毎日の通勤が苦痛に感じられることも少なくありません。
そういった意味もあって、リュック型ビジネスバッグは両手を自由に使えるため、スマートフォンでの情報収集や連絡がスムーズに行え、通勤時のストレスを大幅に軽減してくれます。
ここ数年ではスマホを活用して改札を通過したり、コンビニで商品を購入したりとリアルなシーンでスマホやスマートウォッチなどで行動を完結するシーンがより一層増えてきています。
逆に、定期券やバッグの中から財布を取り出すことも減ってきた面もあり、手持ちカバンやトートバッグなどの中のモノを取り出しやすい鞄に対する価値の低下も1つ変化の要因と言えるかもしれません。
健康面での利点
肩や腰にかかる負担も大きな問題です。
ビジネスバッグを肩持ちしたり、片肩にかけたまま長時間移動すると、肩や腰にかかる負担は計り知れません。これが毎日のこととなると、体に与える影響は深刻です。
リュック型バッグは、荷物の重量が両肩に均等に分散されるため、片肩にかかる負担が大幅に軽減されます。多くのリュック型ビジネスバッグには、クッション性のあるショルダーストラップが装備されており、長時間の使用でも快適さを保ちます。
また、手持ちカバンやトートバッグを活用している際に、シーンに応じて小さなストレスを溜めやすい環境にいたのだなということをリュック型に変えると気づくことができたりします。
手持ちカバンの場合、満員電車でつり革を手に取った際や、雨天時に傘を差しながら行動をすると結果として両手がふさがること。
トートバッグの場合、重さやかさばりによっては肩からズレ下がるたびに背負いなおす手間が発生していること。
こんな小さなストレスの積み重ねを放置していること自体が、健康面にも大きな負担を与えていたと気づくことができます。
仕事とプライベートの両立
週末やアフター5、ビジネスバッグを持ち替える人も多いかと思います。
この鞄の使い分けと中身の入れ替えが面倒と感じたことはありませんか?
これもまた、過去の働き方とは異なる今の時代だから垣間見えるストレスの1つ。
”働き方改革”によって、残業時間が減ったり、スライドワークをしたりと昔より早く仕事が終わり、プライベートタイムを摂りやすくなったことにより、シーンに見合った鞄を意識したり、収納力への欲求が出てくる点が大きな変化と言えます。
そんな背景もある中で、スマートな生活を考える場合、シーンごとにバッグを使い分けるのは遮断していくことが最も有効な手段です。オフィスでのスタイルと、休日や仕事後のカジュアルなスタイル、その両方に対応できるバッグを見つけることで解決に近づいていくかと思います。
昨今のリュック型ビジネスバッグは、その両方のニーズに応える優れたアイテムが増えてきています。
ビジネスシーンでもプライベートでも違和感なく使用できるデザインが多く、1つのバッグであらゆるシーンに対応できるため、バッグを持ち替える手間が省けます。
バッグを変えることによる手間と忘れ物の防止
前述のとおり、ビジネスシーンとプライベートシーンでバッグを使い分けるとすると、中身の移行作業には若干の手間が伴います。
そして、そんな入れ替え作業が怠慢となり、朝、出勤前に必要なアイテムを別のバッグに詰め替えたことをうっかり忘れ、大切なものを家に置き忘れてしまうといった瞬間も少なくないようです。
例えば、重要な書類やノートパソコンの充電ケーブル、財布など、忘れ物が発生すると一日のスタートが大きく狂ってしまいます。割と筆者がやりがちだったのはモバイルバッテリーや折りたたみ傘といった、いざという時にあったら助かるものを入れ替え忘れているシーンです。
大事な時の為に対処策をとっているアイテムが、大事な時に限って手元に無い…。
そんな”無謀な瞬間”に関してもリュック型ビジネスバッグを一つに統一することでリスクを最小限に抑えることができます。
リュック型ビジネスバッグが解決する課題とそのメリット
リュック型のビジネスバッグの利点を簡単に以下にまとめておきます。
収納力と整理整頓のしやすさ
リュック型ビジネスバッグの魅力の一つに、その優れた収納力があります。
バッグ内部の仕切りやポケットが充実しているため、必要なものをすぐに取り出すことができ、ビジネスシーンでの時間の無駄を省きます。
最近ではノートパソコンやタブレット専用のポケットはもちろん、書類や文房具、さらにジム用のウェアやシューズまで、様々なアイテムを効率的に収納できるようなアイテムが増えてきたようです。
また、モバイルバッテリーからスマホにつなぐケーブルをバッグから出しやすくしている工夫や、USBからの充電が可能となるような機能を搭載している商品もあったり、リュックを片方背負いながらでも財布を取り出しやすい箇所に小型のポケットが設置されていたりと、ニーズに合わせて様々な進化をしてきているのが近年のリュック型のビジネスバッグの特徴となります。
個人的には逆に大容量の手持ちカバンや、ボストンバッグやトラベルバッグほどの収納力を持っていない点も大きな利点かと思っています。
一部限られた収納力の中で、断捨離と整理整頓を繰り返して、スマートに日常を送るマインドセットを構築させる意味でもちょうどいい容量と言えるかもしれません。
多様なデザインとスタイル
近年のリュック型ビジネスバッグは、デザインやスタイルの多様化が進んでいます。
クラシックなビジネススタイルにマッチするエレガントなデザインから、カジュアルでスポーティなデザインまで、様々なスタイルが揃っています。
ビジネス上で活用するバッグのカラーリングや形はブランドごとに大きな差が生まれにくい点があるものの、徐々に個々のビジネスパーソンのファッションやライフスタイルに合わせた選択が可能となってきているかと思います。
割と似通っていて独自性が出しずらかったビジネスバッグではありましたが、後ほど紹介する幾つかの商品は豊富なカラーバリエーションを携えていたりして、自分にフィットしたデザインやカラーを選ぶのも1つの楽しみとなります。
カジュアルスタイルの服装とのマッチ感
お仕事の業種業態や役割・立場によっても変化するのは自明ですが、近年ではガチガチのスーツスタイルで仕事をするシーンが減ってきており、カジュアルな服装で出勤したり、商談に向かうケースも増えてきています。
そんな背景もあり、現代では様々な服装にマッチするビジネスバッグの選択が求められてきます。
リュック型のビジネスバッグであれば、手持ちのビジネスバッグの重厚感を除外することができ、割とその問題は解決しやすいことも1つの利点と言えるかもしれません。
もちろんTPOによってバッグを使い分ける必要がある仕事の人もいるかと思います。
ただ、少なくとも数年の間により更にカジュアルで軽量感あるビジネスシーンが増えてくることを想像すると、1つはビジネスリュックをを手に入れておくのも悪い話ではありませんよね。
おすすめのリュック型ビジネスバッグ5選
最後に、2024年時点のお薦めのアイテムを紹介しておきます。
筆者目線ではありますが、ビジネスとプライベートの両方で活躍してくれて、おしゃれで機能的な独自性を保てる商品を紹介します。
1. MOTHERHOUSE/アンティーク スクエア バックパック
アンティークレザーが特長のこのリュックはビジネスシーンはもちろんプライベートにおいても高級感・ラグジュアリー感を活かして浸透してくれるバッグ。
豊富なカラーバリエーションもポイントの1つで、自分好みのカラーを選択して気分を上げながら仕事に向き合うことができます。
使っていくごとにレザーの色艶の変化が楽しめるのもアンティークスクエアバックパックの一つの特徴。
外側の小さなポケットにカードケースやスマホを入れることもでき、肩掛け状態で簡単に取り出しやすい仕様になっているのがポイントです。
2. SHIPS/Filer トロピカル バックパック NO.15
カジュアルさを担保したミニマムなデザインでオン/オフ使えるのが特徴。
型くずれしにくくなおかつ撥水性を持たすことでより長く使用できるクオリティに仕上がっています。
カジュアルスタイルでの出勤やプライベートタイムに背負っていても違和感が全くないデザインなのがお薦めポイントです。
また、かなりの収納力を担保していることもビジネスシーンでの利用において重宝できるアイテムです。
3. ABAHOUSE/シボレザー リュック(15.0インチPC対応)
このリュックの特徴はレザーならでは高級感ですが、その割に非常に軽量であること。
装飾を極力抑え、ミニマルな印象になるようにデザインされたリュックです。
外装背面に幅 約16cmのファスナーポケットがあり、定期や社員証、財布やモバイルバッテリー、家の鍵などすぐに取り出したいものをリュックを背負いながら取り出しやすい点もお薦めポイント。
角型でないこともあり、ビジネススーツにもカジュアルスタイルにもどちらにもマッチするのが嬉しいですよね。
4. Paul Smith(ポールスミス)/ストローグレインレザー リュック
ポールスミスはやはり他のブランドの商品とは異なり、独特なおしゃれ感がでますよね。
このストローグレインレザー リュックはシャープなスタイルが特徴ではあるものの、ビジネスシーンもプライベートシーンもフィットするので、常におしゃれな時間を過ごせること間違いなし。
表面にポールスミスの象徴である”シグネチャーストライプ”もさりげなくレイアウトされているところがやはり他とは異なる魅力。
見た目だけでなく、スリムなわりに容量も担保でき、背面にファスナーポケットもあり使い勝手も良いアイテムです。
5. PORTER(ポーター)/クラーク デイパック
人気のポーターシリーズの中でも、がっちりスクエアフォルムのスタイリッシュなルックスが特長で、逆にカジュアルスタイルをビジネスシーンに適用させてきたような商品。
中のポケットを活用して仕分けしやすい仕様なのと、オイルを含ませたしなやかな牛革の表面が高級感を演出します。
カラーバリエーションも3種あるので、自分の好みに合わせることができて良いですよね。
まとめ
今回はより加速するデジタル社会に適用していくべき、リュック型のビジネスバッグの利点や価値、そしてお薦め商品の紹介を5選させていただきました。
正直、どのブランドもかなりおしゃれなリュック型の商品を展開しているので悩みに悩んだ5選ではあります。
ただ、他のブランドも含めて、ニーズに伴い似通ったデザインが増えてきているのも事実なので、その中でも違いを出せそうな商品をピックアップしています。
尚、今回はWeb購入の銅線のみ紹介していますが、この紹介商品は店頭でも使用感を確認できるので、購入判断をする際に一度チェックしにいってみるのもいいかもしれません。
キャッシュレス・ペーパーレス時代において、ビジネスバッグの選び方が重要になってきます。
選ぶ楽しさも味わいながら、自分にあった商品に出会えるといいですよね。
自分にぴったりのリュック型ビジネスバッグを見つけて、より快適でスタイリッシュなビジネスライフを実現してください。
了