運動習慣が定着しないあなたへ!成功のヒントとは?

BunBunBun_運動習慣が定着しないあなたへ!成功のヒントとは?健康と体のケア

運動習慣を定着させること。なかなか難しいですよね。はじめるキッカケをみつけても「習慣化=続ける」ということの難しさを乗り越えるにはルールメイクや環境設定が非常に重要になってきます。この記事では、そんな運動習慣が中々定着しない悩みを抱えている人に成功者の体験から得られるヒントをいくつか紹介していきます。

習慣化の天敵「魔法のスイッチ」探し

運動習慣が定着しないあなたへ!成功のヒントとは_01

習慣化って難しいですよね。

何かはじめよう。と決意してもいざ始めるまでに時間やきっかけを要する人もいます。
始めたとしても1週間、1か月、3か月も待たずして継続できていない状況に陥る人もいます。

特に習慣化の中でも「運動習慣」を手に入れたい場合、難易度は急激にあがってくるもの。

時間的問題。
健康的問題。
コスト的問題。

様々な要因はありつつ、なんだかんだ言って「苦しい」「辛い」ことを続けることの難易度は人間にとって思った以上に高い障壁と言えたりします。

筆者も長いことこの習慣化に悩んだのですが、運動習慣が中々定着しない原因の1つに「自分が必ず活動を継続できる『方法』や『法則』」を見つけようとすることにあります。

これは単に運動習慣を定常化させることができる「ちょうどいいWebサイトを探す」「運動習慣を実施して成功している人のハマりそうな取り組みの型を探す」。
こんな感じで、Webサイトのリンクやブログページのちょうどいい文字情報だけをメモやクリップしただけで満足してしまう大きなリスクが存在します。

簡単に言えば、自分が継続的に取り組み続けることができる「魔法のスイッチ」を探しに行くような行為。

そして「このスイッチを入れてしまえば、その後は絶対にこの習慣を手にすることができる」という妄想の間違った道へ進むことを指しています。

自分にハマるやり方・ルール、テクニック探しに目が行ってしまい、結局続かない。
有名人やスポーツ選手のやり方をただただ真似するだけでこれもまた続かない。

結局、ランニングもジム通い、新しい趣味の取り入れも、「自分には合わなかった」「今のライフサイクルにはハマらない」「もっと楽しいものを見つけた」といった正当そうな理由にすり替えて習慣化を放棄することになる人は非常に多いのではないかと思います。

習慣化のコツは確実な計画性しかない

運動習慣が定着しないあなたへ!成功のヒントとは_02

運動習慣を定着させるためには、明確な目標設定も大切ですが、やはり確実に実行できる計画性が求められます。

むしろ…目標設定が曖昧でも自分が確実に習慣を実行するサイクルを計画できれば結果はでます…。
それくらい根幹のポイントとなります。
前述のとおり、自分にあった習慣化を改善する本やWebサイト、記事情報を探している暇があったら自分を行動させる確実な方法を考えるべきです。

もちろん、その上で自己解釈の為の以下の要素を真剣に整理してみることは大切。
成功を手にしている人たちの多くは自分自身の傾向や過去の失敗例にしっかり向き合って、自分に対して効果的な目標設定を行い計画を定めているようです。

まずは、自分が運動習慣を手に入れたいと思った「目的」や「動機」をピュアに書き出してみる。
そして次に、なぜその目標や目的を達成したいと思っているのかを考えてみる。

この自己分析、自己理解を経て、具体的な理由を持つことで最低限のモチベーションを維持することができます。

個人的には、確実に自分を習慣化のレールに乗せる”計画を定める”為に必要な、ただ初速をよくするための行為ではあったりしますが、非常に大切なアクションかと思います。

逆を言えば、この目的や動機(自己理解)だけをしてスタートラインに立つのが危険極まりない行為と言えます。

この目的の明確化と同期の理解を経て、確実に実行できる計画の立案を考えていくことが重要です。
そうすれば、おのずと自分に合った方法やスケジュールを定めることができるようになるからです。

そして、その確実に自分が実行できると定めた計画を実行し始めたあと、定期的に進捗を確認し、より計画自体をブラッシュアップしていく、または実行の達成感を得ることで習慣化は自ずと成立します。

まずは、以下のような4つのSTEPで事前に自己課題の抽出と対策~評価・再計画のサイクルをしっかり練っていくことをおすすめします。

要素習慣化においての概要
課題  まずは自分がこの運動習慣を手に入れようと思えた課題感を明確化します。
現状の状況や目標とのギャップを特定して解決すべき”問題”を可視化していきましょう・

〇ポイント
ここで動機や目的を正す際に、過去の自分の問題点も洗い出してしまうことが重要です。
自分が習慣化を実行した際に頓挫した理由や、どういう要素が邪魔をすると飽きたり、挫折してしまう性分なのかも自己分析しておきましょう。

<例>
最近、体重が5kgも増えた。自分の理想の体重からはかなり距離がある。
何かを改善しないとこのまま体重が増える一方なことを危惧している。

※過去の自分の傾向
 ∟達成感や実感値が無いと諦めがち
 ∟アクションにあたって外堀ばかり埋めにいってしまう
 (ランニングシューズを選んだり、記録アプリを探したり)する傾向がある
 ∟実行の振り返りと改善を怠る傾向が強い
対応策問題が明確になれば、自分自身を奮い立たせて行動に起こさせるための対応(≒計画)をしっかり考えます。ここが肝です。

「体重を5kg下げる」などの目標を定めるよりは、まず活動を定常化することを達成感の指標としることが1st STEPには向いています。
その前段で、自分の過去の傾向をあぶりだしてあるので、挫折しない為のルールメイクしてみましょう。

〇ポイント
自分が本当にアクションを起こすであろう実行タイミングや実行に必要な環境設定を明確化して、それを自分だったらどのペースで続けられそうかを考慮してスケジュールに起こすことが重要です。

※個人的なお薦めとしては”必ず実行できる”曜日と時間帯を見つけ、そこでしか実行しないようにルールメイクしてしまうことが簡単です。その時間に他の予定やアクションに流れないような環境設定を構築する努力が、いずれ実をむずびます。


<例>
自分の過去の失敗要因を考えると、、、以下の2つのルールを設定


外堀を埋めることなど考えずに「とにかく始める」ことがまず大切

以下の曜日と時間帯にマストでアクションを起こす
∟ 火曜日・木曜日 朝6~7時に実行


「振り返り」の機会を楽しみなことと掛け合わせる

実行のインセンティブとして3か月に1回プチ旅行(日帰りか1泊)を設定
その際に必ず”振り返り”を行う
評価前段の②で設定している通り、定期的に対応策の評価を行います。

振り返り、評価をする上で大切なのは活動を「定量的」に振り返ること。
確実にハマるやり方は存在しないという前提でアクションすることが重要です。
改善ありきで物事を考えていく必要があります。
その為、振り返りを怠ることはだらだらと挫折の道に向かうものと思っておきましょう。

〇ポイント
習慣化に向けた1st STEPでは実行と継続具合を振り返ることがおススメ

例:3か月間のうち、実行率は70%
  実行できなかった日の理由や課題感は何か+それを解決する対策は何か

習慣化を手に入れた後はKPI(目標の指針)を具体的な動機や目標(〇kg痩せる)などを指針として追っていけばいいかと思います。

各解決策の効果やリスクを分析し、最適な解決策を選択していくことでより実効内容や成果は変化してきます。
最初は習慣化を定着することに力点を置いて、評価をしていくことが重要です。
再計画前段の評価を実行すれば次の振り返りまでの新たな計画を策定し実行に移します。

〇ポイント
日々の実行において、問題となっている自分の行為に対して対策を打ちましょう。
大事なのは、自分が実行できると考えたルールを極力動かさないこと。
それを邪魔する要素自体を実行タイミングの外で解決できるかを模索すること。

<例>
課題:仕事が忙しくなるとそっちに手を回してしまう
対策:仕事をスポットで実行する時間は習慣化したい行動の前後にスポットで設定
   (アクションを実行すると定めた曜日・時間帯は絶対に他のことをしない)
具体の行動:そもそも仕事を後回しにしない
      過渡期であれば、月・水・金曜日の朝に回す
      それでも無理なら必要な分、早く起きる  

課題:前日に飲み会があると朝起きれない
対策:アクション実行の前日に飲み会が入らないようなスケジュール調整を意識する
   (対応日を振り替えたりしない)
具体の行動:自分がスケジュールをする幹事になることで解決?
      前日の会は必ず断る

※前段のとおり、確実なルールメイクは存在しないので、ここで設定するリプランニング自体もしっかり定期的に振り返ればいいという気持ちで進めることが重要です

自分に合った運動方法の見つけ方

運動習慣が定着しないあなたへ!成功のヒントとは_03

更に、今回は習慣化の中でも最も難易度が高い”運動習慣”を定着させること。
そのためには、”自分に合った運動方法”を発見しに行くことが非常に重要となってきます。

もちろん「○○kg痩せる」とか「体脂肪率を〇%下げる」「フルマラソンに出る」とか、明確にアクションの目標設定を定めることも大切ですが、前段のとおり初期設定の目標としては『まず続ける』といいことにフォーカスしてしまうのが1つのコツです。

既に運動習慣を確立している人たちは、自分の好みやライフスタイルに合わせた自分なりの運動方法を見つけている。そして、それを継続する価値を知っている。

ここが一番大きく差を分けるポイントとなってきます。
以下が具体の例となります。

ジムに通うのが苦手な人
自宅でのエクササイズやアウトドアでの運動環境を整えています。
一室を筋トレルームに変える人もいるでしょうし、皇居ランなどのお気に入りのランニングスポットを見出している人もいます。

集団での運動が好きな人
グループレッスンやスポーツチームに参加することでモチベーションを高めることができていたりします。

こんな形で、自分に合った運動方法を見つけるためには、様々な選択肢を試してみて、自分が何に「楽しさ」を感じるか、自分にとって「続ける価値」とは何か、を発見していくことで、習慣化を獲得することができてくるのです。

より具体かさせた習慣化のコツ

ここからはより具体的に運動習慣を定着させるためのコツを書いていきます。

運動習慣を継続的に実施し続けることができている人たちは以下のような工夫を取り入れています。


■小さな目標の設定と報酬

習慣化に失敗しやすい人の共通の傾向。
それは、いきなり掲げる目標が大きすぎて挫折しまうといったパターンがほとんどかと思います。

運動習慣は特に成果を実感するには時間がかかる傾向があるので、小さな目標をコツコツ設定することで継続の道に近づいていくと考えましょう。

例えば、、

①最初の1週間は毎日5分の運動をする
②次の1週間は毎日10分の運動をする
③その次は毎日15分の運動をする

そんな感じで理想とする活動時間までゆっくり段階を上げていくこと。
逆に、定めた時間以上には活動しない。
そんなルールメイクは1つ効果的です。


上記の例はあくまで活動時間の指標ではありますが…それ以外の目標設定の軸としては以下のような要素があります。
これについては活動を始めた初期や慣れてきた中期などで目標設定の要素を変化させていけば良いかと思います。

目標の設定軸おすすめ時期
活動時間運動の実施時間の基準設定
(15分実施、1時間実施 etc..)
活動初期
活動継続数運動の実施継続率の基準設定
(3回連続実施、1か月継続実施 etc..)
活動初期
アクションの回数・強度運動内容の回数や強度の基準設定
(腕立て50回、ベンチプレス20kg etc..)
活動中期
アクションの距離・タイムの向上運動内容の距離やタイムの基準設定
(ウォーキング10km、ランニング5km30分以内 etc..)
活動中期
体重や筋力体重や筋力の変化の基準設定
(3kg痩せる、握力60kgw達成)
活動中期
カロリー数運動による消費カロリーの基準設定
(1日300カロリー消費 etc..)
活動中期
活動仲間の数活動仲間の基準設定
(競い相手5人、目標とする仲間の設定)
活動中期

■インセンティブ(報酬)の設定

目標を達成した際には自分への報酬を用意することでモチベーションを高めることができます。

※小さな目標に対する報酬例

no.小さな目標を達成したときのインセンティブ例
1好きなお菓子を一つ食べる
2少し高めのコーヒーブレイクを楽しむ
3映画を見る時間を確保する/好きなテレビ番組を視聴する/ドラマを1エピソード視聴する
4飲み会に行く
5好きなレストランで食事する
6マッサージを受ける
7服を1着買う
8好きな書籍/漫画を購入する
9ゲームをする
10休息日・休憩時間を取得する

上記の例だけでなく、インセンティブの設定は個々人に趣味趣向にあった設定をするのが一番です。
筆者の場合は一定期間の目標到達したら「旅行に出かける」というご褒美にしています。
達成度によって旅行の日数や距離、かける金額を定めたりしてます…w。

■インセンティブ(報酬)の設定

運動を習慣化するためには、ルーティンを作ることも効果的です。
毎日決まった時間や場所などを定めることによって習慣化への道は開きます。

例えば、

・朝起きたらすぐに運動をする
・仕事の前後に15分だけ運動する
・毎週〇曜日の朝6時から運動する

といった時間を定めるパターンや、

・運動開始数前に必ずこの音楽を聴く
・筋トレ後に同じ食事を摂る
・ランニングのルートを曜日別に固定する
・トレーニングの服はいつも同じものを着る

などといった時間や場所以外の面でも自分の中のルーティンを定めるルールを作っておくのが効果的です。

これはほぼ脳死でも活動開始できたり、活動中・活動後のアクションを決めておくことで、「余計な事に時間を奪われない」「アクション自体に全集中出来る」という意味で重要な要素です。

■サポートシステムの活用

運動習慣を定着させるためには、サポートシステムを活用することも有効です。

例えば、友人や家族と一緒に運動することで、励まし合いや競争心を刺激することができます。

また、運動アプリやウェアラブルデバイスを利用することで、自分の運動記録や進捗を可視化することができます。

参考までに以下に幾つかサポートツールの選択肢を書いておきます。


<運動習慣を促進してくれるアプリやウェアラブルデバイス>

〇運動系アプリ

運動アプリ説明
Nike Training Clubフィットネスプログラム、トレーニングプラン、ワークアウト動画などを提供する総合的なトレーニングアプリ。
MyFitnessPal食事や栄養摂取を追跡し、カロリー消費や体重管理をサポートするアプリ。
Stravaサイクリング、ランニング、水泳などのアクティビティを追跡し、トレーニングデータやルート情報を共有できるアプリ。
Runtasticランニング、ウォーキング、サイクリングなどのアクティビティを追跡し、距離、時間、消費カロリーなどを計測するアプリ。
Seven – 7 Minute Workout短時間で効果的なトレーニングを提供する、7分間のワークアウトアプリ。

〇ウエラブルデバイス

ウェアラブルデバイス
説明
Fitbit Charge心拍数、歩数、距離、消費カロリーなどを計測し、睡眠トラッキングやスマートフォンとの連携も可能なフィットネストラッカー。
Apple Watch Series心拍数モニタリング、GPS、睡眠トラッキング、通知機能などを備えたスマートウォッチ。
Garmin Forerunnerマルチスポーツ対応のGPSランニングウォッチで、心拍数モニタリングやトレーニングプランの作成などの機能を提供。
Samsung Galaxy Watchスマートウォッチでありながら、フィットネストラッキングやストレスモニタリング、睡眠トラッキングなどの機能を備えている。
Polar Vantageマルチスポーツ対応のフィットネストラッカーで、心拍数、GPS、トレーニング負荷などのデータを詳細に計測し、トレーニング効果を分析することができる。

失敗から学ぶことに逃げない

今回は、運動習慣を定着させるためには圧倒的な自分仕様の計画性が重要で、それをベースにコツやサポートツールを取り入れていくことが大切という話をしてきました。

運動習慣を獲得しようとして沢山の挫折者が存在するのも確かです。
なので成功者の体験から学ぶことは確かに重要。
モチベーションにもしやすいですしね。

ただ、前述のとおり自分の過去の挫折理由やサボりがちな特徴、好きなインセンティブなどは個々人でだいぶ違いが出てくるのも事実です。

つまり、習慣化を成立させる方程式は人それぞれ違うことをリアルに理解することが第一歩です。

以下はそんな習慣化の成功率を高めるためのヒントとなる記事です。
よかったらこちらも参考にしてみてください。


もちろん、トライ&エラーを繰り返すのは大変なことです。
その上でも大多数の人たちが運動習慣が定着しないことはよくあることですが、習慣化を手にした成功者たちは何かハマる方程式を持っているのではなく、過去の「失敗」自体を学びに変えて対策が打てる人たちと考えたほうがいいかと思います。

運動が続かなかった場合でも、挫折せずに立ち上がり、何が原因でうまくいかなかったのかを振り返る。
そして、自分にマッチした対策の手ごたえを得にアクションを定める。

これが一番の成功への近道と言えるでしょう。

小さな成功や努力を積み重ねると、本当に強固な自信に代わります。
一歩ずつ、自分と向き合いながら進んでいき、最高の運動習慣を定着させるためのヒントを見つられることを願っています。

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